●タクの事故率「高い」と指摘

  全乗連事故防止委

 全国乗用自動車連合会は10日、東京・市ヶ谷の自動車会館で交通事故防止委員会(富田昌孝委員長)を開いた。富田委員長は今年1月の1ヵ月間でハイ・タクの事故発生1833件で前年同月比で93件増加とし、「死亡事故につながる数学が減っていないことを意味しており、さらなる事故防止が必要だ」と述べた。

 委員会では交通事故総合分析センター主任研究員の吉田伸一氏が「交通事故の現状と人的要因の分析」と題し講演。ハイ・タクの事故件数ついて「1000台当たり事故率がハイ・タク以外の事故率の9倍。走行距離が自家用車の7倍としても台数当たり事故件数は多い」と指摘した。

東京交通新聞 2005.3.14(月)