●障害ある子にシッター派遣

  民間企業が関東・関西で

 自閉症や知的障害などの子どもたちに家庭教師を派遣している「ガッツソウルカンパニー(GSC)」が、学校の送迎や買い物の付き添い、留守番の相手など、学習以外にも対応する新コース「レッツ」を11月から始めた。

 GSCは関西と関東で家庭教師派遣をしており、計約300人の生徒を持つ。その事業を通し、「母親たちが心身ともにとても疲れているのを感じた」と高田成啓代表はいう。

「勉強だけでなく一緒に遊んで」「子供を1人にできず、美容院にもいけない」等の声を受け、「レッツ」開始を決めた。

「レッツ」は午前11時から午後9時までで、1回2時間から。屋外で一緒に遊んだり、保護者が残業やプライベートな用事がある場合に家で一緒に留守番をしたり、個別の相談に応じる。決まった翌日や時間帯でも、必要な時だけでもよく、従来の家庭教師派遣コース「ガッツ」と組み合わせることもできる。

 費用は入会金や年会費以外に、1時間あたり関東地区が2500円、関西地区が2300円。

 11月はすでに40件ほどの依頼があり、一緒にビデオ鑑賞をしたり、博物館に行ったりしたという。

 問い合わせは、東京(03・5623・2082)、大阪(06・6305・0858)。

朝日新聞 2004.12.14(火)