●20人に1人に障害

  05年版白書 知障者の就業率12.5%

 国民の二十人に一人が何らかの障害を有している――。政府は七日の閣議で「二〇〇五年障害者白書」を決定した。

 白書では〇〇年から〇二にかけて実施した調査結果を基に、身体障害者三百五十一万六千人(人口千人当たり二十八人)、知的障害者は四十五万九千人(同四人)、精神障害者は二百五十八万四千人(同二十一人)であったと報告。高齢化の進展などにより身体や精神に障害を持つ人が増え、国民の約5%が障害者を有していると指摘した。

 暮らしの状況では、一人暮らしをしているのは、身障者の9・3%、知障者の5・1%、精障者の17・9%、また、身障者の60・6%、知障者の2・4%、精障者の34・6%が結婚していた。

 教育について、盲・ろう・養護学校及び特殊学級に通う(全小中学生の1・6%)だったが、普通学級の在籍児童の中にも「学習障害」など特別な支援を要する児童が約6%いた。

 就労については、一般の就業率(51%)に比べ、障害者の就業率は低く、身障者で27・1%、知障者で12・5%だった。また、平均月額賃金は身障者二十五万円、知障者十二万円、精障者十五万千円。通所施設の場合は、身障者二万二千円、知障者一万二千円、精障者一万三千円と極めて低くなっていた。

 白書はこうした障害者の暮らしぶりとともに、〇四年度を中心に取り組んだ施策概要を紹介。障害者への理解を深める広報・啓発活動や、就業支援策の充実・強化が必要としている。

福祉新聞 2005.6.20(月)