●関西STS連がセミナーを開催

 関西STS連絡会(上田隆志代表)は、先月27日、大阪市立いきいきエイジングセンターで「全国ガイドライン検証セミナーを開催した。加盟するNPO諸団体のほか、近畿管内の各自治体の福祉関係職員や社会福祉協議会などから1600人余が出席、有償運送事業への関心の高まりを感じさせた。

 セミナーでは、大阪大学大学院の新田保次教授が「誰もが安心して移動できるまちづくり」をテーマに基調講演。近畿運輸局の田中俊幸自動車交通部次長が「道運法80条ガイドラインに至る経緯と現状」、全国介護移送協会の黒田司郎会長が「福祉送迎の現状と課題」について報告。大阪府が「運営協議会」の設置見通しを述べた。大阪と京都の社協代表、神奈川県大和市の河崎民子NPO法人ワーカーズ・コレクティブケアびーくる代表も現状報告した。

 パネリスト4人によるディスカッションのあと、近畿大学の三星昭宏教授が「枚方市特区の現状と課題」と題し講演した。

東京交通新聞 2004.12.13(月)